ABC-English-School’s Blog

毎日のレッスンで感じること、これから英語を勉強したい人にお勧めしたいことを書きます

英検に英会話レッスンが必要なわけ

 さて、教室を開いて2年目ぐらいから始めた英検クラスですが、2年ほど前まではそれほど生徒数は多くなく、クラスも週に5クラスほどしかありせんでした。

ところが2年ぐらい前から徐々に増え始め、さらに昨年、爆発的に増えました。原因は大学入試改革です。大学入試に英検やTOEICが役立つとあって、急に英検クラスに入会する高校生が増えました。

私どものような民間企業にとっては、大きな追い風だったのですが、逆に問題も増えました。スクールとしての英検合格率を低下させたのです。

 

 2年ぐらい前までは、英検クラスの生徒は学校の授業の復習として、または英検に合格しておいた方が良いかと思ってという程度に考えて授業に来ていました。だからいつまでに何級に合格しなければというノルマのようなものはなく、受験できる時に受験しようという感じで勉強していました。

その頃のスクールの英検合格率は一次試験は約90%、二次試験は100%でした。

なぜこのような高確率だったのかというと、確実に合格できるまで勉強させてから受験させられたからです。

 

 ところが最近、一部の私立中学、私立高校で「中1終了までに4級合格」といったノルマ(学校は目標と言っておられますが・・・・)を課すようになりました。

学校では何の対策もしてくれないのにノルマだけ課されるため、生徒はどのように勉強して良いのかもわからないので、私どものようなスクールに来ます。中には英語の基礎基本すら徹底できていない生徒もいて、そのような生徒は自身の学力に見合わない級を受験させられていました。

しかも期限を切られるため、スクールとしても十分な対策ができず、結果、対策が不十分だった高校生は不合格になりました。

 

 大学入試に外部機関の試験を流用する話は今のところ、先送りになっていますが、私立大学では英検の結果によって入試の英語に加点したり、免除したりする場合があります。そのため、2級か準1級合格は必須になっています。

準1級はなかなかハードルが高く、少しばかり勉強しても歯が立ちません。

特になかなか身につかないのがスピーキング力とリスニング力で、これらは低年齢のうちから英会話レッスンを受けて、備えておくべき力です。